EPPクラフト全シリーズ共通取扱説明書(2008年06月01日更新)

はじめに

このページはEPPクラフトに関する全般的なこと説明する全シリーズ共通の説明書となっております。各機体の組み立て例については文末を参照してください。

また2008年5月出荷分よりEPPクラフト塗装インクを変更しました。これにより大幅に耐水・耐油・耐光・耐摩擦性が向上しております。

EPPクラフトシリーズではRC化を前提とした説明書は、あえてご用意いたしません。

これはこのEPPクラフトシリーズは中級者〜上級者の皆様に、小型でスケール感の高いEPP機を独自のアイディアで飛ばしていただく為に御用意したものだからです。

同じ飛行機を、ラダーエレベータで飛ばすもよし、エルロンエレベータでとばすもよし、エレボンで飛ばすもよし、玩具のラジコンのメカを積み替えるもよし。 上半角やスラスト、動翼の大きさや重量配分などさまざまな選択で、味付けの違った自分好みの機体に仕上げる事が可能です。

これらのペーパークラフトならぬEPPクラフトのコンセプトをご理解の上、購入・製作してください。

また予告無くデザインおよび仕様を変更する事があります。ご了承ください。

各機体のフライトムービーは、こちらから

http://rc.insect.co.jp/modules/x_movie/

http://jp.youtube.com/user/057300

 

なお、機体の製作に関する疑問等は、こちらでサポートします。http://www.mimei.jp/nffc/yybbs.cgi


購入先

●RCホビー

 


仕様

・3mm片面塗装済み45倍EPPシート×1枚および5mm両面塗装済み45倍EPPシート×1枚=合計2枚→定価2500円(EPP CRAFT NO.001〜016)

・3mm両面塗装済み45倍EPPシート×1枚および5mm両面塗装済み45倍EPPシート×1枚=合計2枚→定価3000円(EPP CRAFT NO.017〜020)

・取り扱い説明書などは付属しません。このホームページを参照ください。


取り扱い注意事項

・制作には良く切れるカッター(新品のカッター刃など)と住友3Mプラスティック用接着剤をご用意ください。

・各種瞬間接着剤も利用できますが、瞬間接着剤硬化剤のご利用にはご注意ください。表面の印刷はがれやすくなります。必ず乾くまで触らないようにしてください。

・サーボ(3g〜7g)、モーター(CD-ROMモーター〜20g以下程度の小型ブラシレスモーター)、受信機は出来るだけ軽いモノを用い、重くとも全装備重量120g程度までに仕上げるようにしてください。

・選択される構成の応じて、ユーザー様のご判断により主翼の角度やモーター設置角度を選択してください。

・旧タイプインクの場合は、利用用途に応じてクリア塗料またはコート剤などで処理してください。

・旧タイプは、水や有機溶媒などには弱く、塗装がにじんだりすることがあります。クリア塗料またはコート処理等をしない場合はご注意ください。重量面に余裕がある場合はクリア塗装またはコート処理を強くおすすめします。


推奨メカ類・パーツ

・推奨パーツについては、同時購入で大変お得なRCホビーのEPPクラフトパワーユニットキャンペーンを参照ください。

期間限定の激安価格です! お見逃し無く!

 

現時点(08年5月20日)での推奨メカ類をアップしておきます。

●モーター

・コスモテック CT1811-シリーズ

・コスモテック CT2211-シリーズ

・E-Fliteモーター Park 180

・E-Fliteモーター Park 250

・ハイペリオンHP-Z1705シリーズ

・One-Dime・ゴールドモーター・2204-14T

・AXI 2203シリーズ

・その他10g〜20gクラスブラスレスモーター

 

●アンプ

・コスモテック CT-7A

・WTG-ESC-10A

・WAYPOINT W-EBLESC-10

・Castle Creations THUNDERBIRD-6A

・その他モーター出力に応じた小型軽量アンプ

 

●サーボ

・R/C HOBBY 3.7G

・R/C HOBBY 4.4G

・R/C HOBBY 6.0G

・HD-1370A(3.7gサーボ)

・HD-1440A(4.4gサーボ)

・HD-1550A(5.5gサーボ)

・HD-1600A(6.0gサーボ)

・その他7g以下程度の小型サーボ

 

●バッテリー

・フライトパワーEVOLITE V2 2S1P 7.4V350mAh

・Dualsky XP03002GT 7.4v 300mAh

・Dualsky XP04502GT 7.4v 450mAh

・DURE-MAX 500/2S

・その他40g以下程度の小型リチウムポリマー

 

●受信機

・Berg 4L MICRO STAMP Rx 72Mhz

・その他軽量受信機

 

●補強用カーボン

・SPカーボンスパー 5mm x 850mm 厚さ0.6mm;主翼補強用:294円前後

・SPカーボンスパー 3mm x 850mm 厚さ0.5mm;主翼補強用:189円前後

・カーボンロット 1.0mm x 800mm格安タイプ;リンケージ・主翼・胴体補強用:231円前後

 

●その他

・スコッチ強力接着剤 プラスチック用 30ml;通常の接着に必需品:409円前後

・OKボンド瞬間接着剤 MP低粘度20g;カーボンスパーによる補強部分の接着にあると便利:567円前後(100円ショップものでも問題なし)

・アルテコスプレープライマー100〜420ml;瞬間接着剤硬化促進剤カーボンスパーによる補強部分の接着にあると便利:1155〜1732円前後(利用後乾くまでは絶対に触らない)

・0.8〜1.0程度のピアノ線少々

 

現段階では以上です。


●各機体の製作例

それぞれの製作例については、下記を参照してください。

No.001,002

No.003,004

No.005,006

No.007,008,009,010,011,012

No.013,014,015,016

No.017,018,019,020

 


機体製作のコツ

・可能な限り軽量機体を目指して作ります。→剛性不足の場合の補強は後からできますが、重くしてしまった機体を軽くするのは困難です。

・重心はやや前気味で調整しをはじめ、多用するスピード領域で真っ直ぐ飛ぶようにします。

・各機体ともラダーはとても良く効く傾向があります。舵角をとりすぎに注意しましょう。

・エレベータのトリム調整は最後まで行わないようにし、モータスラストおよび重心位置変更で出来るだけ真っ直ぐ飛ぶようにします。

・ラダーのトリム調整も最後まで行わないようにして、モータスラストおよび左右の重量物配分などでできるだけ真っ直ぐ飛ぶようにします。

・EPPは壊れにくい素材ですが、伸びたり曲がったりしやすく、製作過程でゆがんだりします。気をつけながら製作を行ってください。微妙なねじれはドライヤーなどで暖めて修正できます。

・剛性さえ問題がなければ屋外でも十分フライトが可能です。小さい機体でも十分剛性をだせます。

・旧タイプの場合、製品開封後は、水分およびアルコール分の不着に注意し、市販のコート剤またはクリア塗料などを塗布してください。耐水性や発色も良くなります。

・各機体の機体製作例を参考にしてください。


機体製作ムービー

http://rc.insect.co.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?cid=7&lid=153

http://rc.insect.co.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?cid=7&lid=152

 


●主翼の製作

主翼は主に5mmのEPP板を図および写真を参考に3mm〜5mmカーボンスパーで補強してください。基本接着剤は3Mスコッチ強力接着剤 プラスチック用等を使います。さらに強度が必要な場合は、瞬間接着剤&プライマーも併用してください。

 

 

●参考写真


●ヒンジ部分の製作

仕上がりを優先するのであれば、接着剤のみを利用する用法、強度を優先する場合はヒンジテープ等を利用してください。

 


●リンケージ部分の製作

リンケージはカーボンロット、またはPEライン等を使います。


●胴体の製作

胴体は機種により製作方法が異なります。

写真類をよくみて組み上げてください。

補強は、胴体の中心にEPP材5〜15mm程度を写真のように入れることが理想的です。

 


●モーターマウントの製作

モーターマウントの製作は利用するモーター等により異なります。

モーターに付属するモーターマウントを直接補強してあるEPPの機種部分に接着しても十分に利用できます。

ただし、レースや、大きなアクロフライトユースにおいては、6mm程度(モーターにあわせて)のカーボンまたはファイバーパイプに取り付けるようにしてください。

なかには熱に弱いモノがあるので、しっかり固定しましょう。


●脚部分の製作

小型機において、軽量で十分な強度を発揮する脚部分を作ることは最大の課題かもしれません。

機体の形状や飛ばすスタイルに応じて適宜選択してください。

写真は1.4mm〜2mmカーボンロットを利用し軽量仕様の脚です。剛性重視の場合は1.4mm程度のピアノ線を曲げて作ります。

あえて、細いピアノ線で作り弱くしておいて、機体を守る方法もあります。


●各機体の製作例

それぞれの製作例については、下記を参照してください。

No.001,002

No.003,004

No.005,006

No.007,008,009,010,011,012

No.013,014,015,016

No.017,018,019,020


以上が全EPPクラフトの共通説明書になります。

それぞれの製作例については、下記を参照してください。

製作のコツは軽量に仕上げることです。その後必要に応じてカーボン等を利用し補強していくことをお勧めします。

各機体のフライトムービーはこちらを参照してください。

http://rc.insect.co.jp/modules/x_movie/

http://jp.youtube.com/user/057300

 

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