第9話;灼熱のビッグフッド揃い踏み

*注意;今年から各コンテンツはニュースとしてまとめます。名前,顔写真,車のナンバーなど掲載には極力気を使っていますが,問題が有る場合サイト管理者未明にご連絡ください。

02年07月23日

こちらもAORcのMLで話題にあがっちゃったので,とりあえず速報っす。

ここのところの業界の流れとして,日本でもデカタイヤ系のリリースが盛んに行われている。これはアメリカのT/E-MAXXのメガヒットに起因するモノと言って過言は無いだろう。

このサイトでも僕が入手したE-MAXXを中心にビッグタイヤを取り上げてきた。また,京商マッドフォースや田宮テラクラッシャーなどを実際に試す機会があったので,その軽い報告です。

なお,各評価は私の個人の感覚的な評価であり,それ以上のものではありません。また,実際に遊ばせた時に起きたことを中心に書いておりますので,その経験のみに頼ってレポートしています。ことの真偽を確かめたい方は是非それぞれを購入して試してみてね。細かな井質問等はメールでどうぞ。

 

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●田宮クラッドバスター

7月21日のレースに「HP見たので持ってきました!」という人が現れた。レースにも参加してくれたS氏だ!
持ち込んでくれたのは........... なんと田宮のクラッドバスターだ!

流石プラボディ! 塗料の乗りが素晴らしく良い! 非常に美しい仕上がりです。

 

 

ダンパー8本装備! これは恐らくオプションかと思われます。ビックフットのオイル交換って大変だよね.......

僕の愛車とのツーショット。タイヤの大きさはほぼ同じかな? MAXX系のタイヤの流用ができるかもしれません。そうなると凄く選択肢は豊富になります。

E-MAXXの方が低重心で大型の亀ぽいですね。 スケール感はやはり田宮と言う感じです。

 

走らせてみると............ スピード感は全くと言っていいほど無い,まったり系です。ツインモーターなのですが,爆発的な前進力はありません。

しかしながら,ギャップへ克服性はソコソコ。室内や公園などでは,その性能をフルに発揮すること間違いなしです。

しかし,腰高のせいか,ギャップがでかすぎると,乗り越える前に転んでしまうシーンもしばしば..............。

★グラッドバスターについて

やはり一世代前のビッグフットという感じは否めないです。特に「走り」を楽しむという次元ではないような気もします。しかし,プラボディやライトなどスケール的には今回レポートの中ではNo.1だった。

 

 

 

●京商マッドフォース

こちらは前回ホビーショー後直ぐに発売されたビッグフットだ。京商はもとよりUSA-1等のビッグフットをリリースしている。今回のマッドフォースは.... 21エンジン、3速ミッションを搭載したハイパワーバージョンといっていいだろう。

今回持ち込んで貰ったのはAORcのizuさんの車。

走行にシーンに関しては........... 以下のムービーをご覧下さい。

大地を駆けめぐるマッドフォースムービーはこちら!

SPL-IIIコースを豪快にジャンプ!

とにかく速い速い。直進力は尋常ないスピードだ。ここでもムービーは紹介しますが,京商のサイトのビデオも必見です。凄いっす。

 

 

 

コースのパイプなんか関係ありません!

またこの車.......... 殆ど壊れない。 今回僕のE-MAXXやS氏のテラクラッシャーは激しい走行のうえ,この日何らかの部分が破壊されてしまい走行不能になっている。しっかし.... こいつは関係なく走り続けます。!

しかし,苦手な面もありました。それはコースなどのインフィールドです。脚の構造上,そのような遊びを設定していないのだろうが,コースのインフィールドはとにかくしんどかったです。

インフィールドはチト苦手!

また,壊れはしないのだが......  エンジンのパワーを前後に伝えるTボーンは直ぐに抜けてしまうようでした(凄く激しい走行をすると)。」後輪側は特に顕著だ。オプションのユニバーサルシャフトをつけても.... この現象は解決されなかった模様です(凄く激しい走行をすると)。

またシャーシに上記センターシャフトが当たるようで,この部分も加工などして逃げる必要が有る様子でした。

その他としては.... エンジンパワーに負けたのか,一速がナメタとのことです。

★マッドフォースについて

色々書いてしまったので,マッドフォースが「壊れやすい」というイメージを持たれてしまうのが心配だが...... とにかくこの車は壊れない! と僕は思いました。上述のように幾つかのトラブルはありましたが,比較する走行の質が全く異なります。E-MAXXやテラクラッシャーに同じ走行を求めたら,多分一日で粉々になるに違いないでしょう。

車としては広いフィールドを自由に駆け回るといった遊びに最適な感じです。急坂やウイリー,なんでもOK。見るモノを圧倒するそのスピードは超凄いっす。ただ,オフロードコースを走ったりは苦手でしょうね。 弱点とかではなく使い分けが大事なのでしょう!。

 

●田宮テラクラッシャー

マッドフォース同様,前回ホビーショー後に発売されたビッグフットだ。キットの内容がとにかく凄い。RTRというだけでなく,壊れやすいパーツまですべて詰まっているというのだから驚きだ。また,マッドフォースとの違いは塗り済み完成品で電池さえ入れれば動き出すというところだろう。

こちらは前後2速ミッションを搭載。大きさも一回り大きい。

今回持ち込んで貰ったのはAORcのS氏の車。

走行にシーンに関しては........... 以下のムービーをご覧下さい。

これがテラクラッシャーだ!

マッドフォース比べるとスピードはかなり遅い。しかし,この車格からすれば十分でしょう。

 

インフィールドはマッドフォース上回るコーナリング性能!

インフィールドでの動きはやはり4独サスを持ち合わせるテラクラッシャーがいい。しかし,重さのせいか,すこしたるい。また,低速でのピックアップが悪く,軽快な感じはなかった。(スリッパーやエンジンの調整で大夫解消されたが,まだ物足りなかった。なんとかなるモノなのか僕も知りたいです)

 

以下映像はトリム調整の為,ほんの少し駐車場で走らせた時のものだ。

んー ジャンプ一番!

うー ジャンプ二番!

 

 

低速での性能がイマイチだったので,遊ぶにはそれなりに広いところが必要だと思う。ジャンプの着地やその後の安定性は流石に素晴らしい。

 

以下映像はトリム調整の為,ほんの少し駐車場で走らせた時のものだ。

ターマックでの走行!

ひょっとしたら,この車,広い駐車場を設定して設計されているのかもしれない。なかなか良く走った。

★テラクラッシャーについて

E-MAXX同様完全なRTRだが,2速・エンジン・スリッパーの調整などを強いられたようだ。このあたり少々不満がのこるだろう。また,どうしても低速での立ち上がりは怠い。こういう設定なのかもしれないが,ガンガン走らせたい人は,物足りないかも。

ただしコーナリング性能やギャップの走破性などは完全にテラクラッシャーが上回り,エンジンのスタート方法等,極めて簡単で........... エンジンカーが苦手な僕もちょっと欲しくなる感じだった。

 

 

●京商フィールドバハ(?)

最新型ビッグフットに混じって,スタジアムトラック系の旧型タイプも紛れ込んで遊んでいた。流石に古いのか,凄いスピードとはいかないが,なかなか軽快にコースを周回していた。

今回持ち込んで貰ったのはAORcの浦野兄氏。

走行にシーンに関しては........... 以下のムービーをご覧下さい。

これがフィールドバハ(?)だ!

 

★フィールドバハについて

なんだかんだで一番走行距離・時間が長かったかもしれない。とにかくオーナーを猿ラジに引き込むその魅力はいったいなんなんだろう......  やはり旧車の魅力かなぁ............

 

 

 

●トラクサスE-MAXX

この車については今更説明の必要も無いだろう。とりあえず,過去のレポートを見て下さい。

トラクサスE-MAXX〜変態塗装済み完成品編

SPL-IIIコースオープン!!編

灼熱のE-MAXX〜未明編

先日のレースではモンスタートラッククラスに混ぜてもらい参加した。レースでの成績は2位→失格(あたりまえだがレギュ違反)だった。もちろんレースなんでいろんな要因があるが,周回タイムをみると....... どうしてなかなか.....  侮れませんな。 次回もし出場する機会があったら...... まじでちくちゃんのトラック潰しにいきます。はははは。それは無理か....

★E-MAXXについて

この車本当に良く走る。そういう面では一切不満はない。今回取り扱った車のなかでも,かなりよかった。そして,あまたのオプションパーツで自分の車をカスタマイズできるのも最大の魅力だろう。しかし,致命的な問題をいくつか抱えている。一つは壊れること。凄くよく走る分,コーナリング速度も速い。車体重量も手伝って..... サスアームは折れると思って良いだろう。タイヤが大きいので,直接当たらない限りまず平気だが,コースだとパイプを抑える釘などがあるので,これに当たればいちころだ。オプションのプロライン製サスアームももってかれた。

また,日本で取り扱いメーカーが無いので,部品の入手が困難でタワホまたはストーマーホビーに依存する。ここがコストが高く入手に時間がかかるのは........ いただけない。。

 

●トラクサスT-MAXX(予告)

★T-MAXXについて

アメリカでメガヒットした車は,実はこのT-MAXXだ。日本ではまず目にすることがないのだが............. ついにSPL-IIIでも見れる機会に恵まれそうだ。現在AORc某S氏が船で輸入中とのこと。んー 楽しみ。真打ち登場だ。簡単な仕様としては,手元切り替え式前後2速四輪独立サスペンション8本ダンパーRTR。E-MAXXと同じサイズだ。

ホントにあほらしいオプションパーツから何から何まで全部そろっているといっていいだろう。くーはやくみてー

 

 

●まとめ

んー ビッグフットといっても色々なタイプがあり,一概にどれが良いかは分かりません。

広いところで豪快に遊びたいならマッドフォースだし。オフロードコースでバギーを追いかけ回したいならE-MAXXとなるでしょう。テラクラッシャーはお手軽なエンジンカーで日本の事情にはこれがあっているのかもしれません。今回取り扱った新型のビッグフットについては僕なりに表にまとめておきました。

もちろん,これは僕の私感であり,それ以上のものではありません。今回SPLで一緒に遊んだ人たちが持ち込んでくれた一例のみをみて,やらせてもらって,書き込んでます。何かの参考程度に御願いします。

また,違う意見をお持ちの方や,走行シーンビデオなどをお持ちのかたは是非メールください。直ぐに検証して,盛り上げていきましょう。

一連のテスト走行で色々とこんがらがりそうですが....................

今年になってビッグフットがさらに楽しくなってきているということだけは間違いありません。 是非試してみましょう!

9月はビッグフットレース開催か?

 

  E-MAXX マッドフォース テラクラッシャー
実売価格 約320ドル+送料+税金(タワホ調べRTR価格)
ちなみにT-MAXXは390ドル
約36000円(秋葉原調べキット価格) 約43000円(秋葉原調べRTR価格)
エンジン・モーター

550モーター×2
2バッテリー(12セル)

21エンジン
18エンジン
変速装置 前後2速ブレーキ付き(手元3chで切り替え) 前進のみ3速 前後2速ブレーキ付き
キットの形態

RTR
セットもでてるような印象で良く走る

キット
組立は難しくはないらしい
RTR
燃料と電池で走り出すが,スリッパーや2速ミッションなどは調整が必要かも
キット付属プロポ 3ch - 2ch
スピード感 これまでのEPビッグフットのイメージを払拭するスピード。ラリーカーより圧倒的に速いと思って良い。 とにかく速い。3速ミッションはだてじゃない。加速最高速とも最高。。 十分なトップスピードはあるが,加速時のピックアップは問題アリ。調整でなんとかなるのかどうか.... 僕も知りたい
コーナリング性能 極めて良く曲がる。ノーマルサスではハイサイドも見られるが,プロラインサス換装後は...... 下手なバギーより良く走る。恐るべしMAXX。

安定はしているのだが....
強アンダーだと思って良い。
コース周回などには向かない

良く曲がる。コース周回は一杯々々かな?。
悪路走破性 極めて長いサスストロークを駆使して,かわしていく印象。少々のギャップではびくともしない。脚の動きは面白い。 旧来のサスタイプのビッグフット。大きな障害は,有り余るパワーを使って力ずくでクリアするような感じ。これが格好いい。 極めて長いサスストロークを駆使して,かわしていく印象。少々のギャップではびくともしない。脚の動きは面白い。
耐久性 サスアームが弱点か?
僕は2本折っている(プロライン製も同様)
とにかく丈夫。丈夫なシャーシと圧倒的なパワーを持ち合わせているので,自ずと遊びが乱暴になる。そうなると,ドッグボーン外れが目立つ模様。 テスト車は走行中ダンパーが部分が壊れた。しかし,壊れやすいパーツが付属するという念の入れようだ。良い!
オプション種類 とにかく豊富。アメリカストーマーホビーやタワーホビーを見て欲しい。単一オフロードの車種に対してここまでオプションがでているのはこれだけだろう。 僅かにある。なかでもセンターのユニバは必須の模様。(ドッグボーンが落ちるので) 今のところダンパー関係だけなか?
不明
パーツ類の購入しやすさ 最悪。アメリカからの個人輸入のみ。 ショップでも買えるし,メーカーに注文もできる 流石に田宮車。先日いったら既にあった。ショップでも買えるし,メーカーに注文もできる
遊ぶ場所 通常のオフロードサーキットで十分いける。例;ヒルトップ,SPL-III,谷田部ぐらいの大きさがあれば十分だ。かなり反応がいいので,バギーをやる人でも十分堪能できる。 コース走行は極めて難しい。広大な駐車場,公園,川場などか。 少し大きめのオフロードコースなら.... と言う感じだ。どちらにしても加速がさほどよくないので,小さなコースをキビキビ走るのは難しそう。
備考

よく壊れるみたいに書き込んだが,バギーでもサスアームが折れるようなクラッシュをしないと壊れないと思って良いと思う。とにかく良く走るのでツイツイカツカツになってしまうのが災いか。

強アンダー,強加速,超最高速,壊れにくい....がこの車の特徴でしょう。コース周回は苦手でも,遊びはいくらでもあります。京商サイトのビデオ参照。
付属のウィリーバーが意外にキモかも。

加速の悪いのが調整など何とかなるのだったら絶対買いだ。コストパフォーマンスに優れている。エンジンスタート方式もお手軽で魅力的でした。
(ウィリーバーが付いてなかったので,あんまり急加速はしない設定になっているかも)

参考サイト

トラクサス
E-MAXXコンテンツ
↑走行ムービーあり

タワーホビー
ストーマーホビー

京商
マッドフォースコンテンツ
↑走行ムービーあり

田宮模型
テラクラッシャーコンテンツ
↑走行ムービーあり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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