ノーコンマニアニュース…4

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西山RCクラブの面々を中心としたRCオフロードの投稿・レポート・テクニカルチップス等々をこちらへ掲載します。

投稿は写真,ムービー,図面,ご自分のHPのアドレス… なんでも結構です。 リンクも貼りますし,どんどん投稿ください。僕も凄く楽しみにしてます。では!こちらへ

 

ちなみに僕のRCカーについてはこちらを参照ください。

ちなみに僕の製作飛行機についてはこちらを参照ください。


●Off-road Car Technical Tips 24〜電動オフロードカーテクニカルチップス24

うめちゃんのコラムをまとめたコラムミックスはこちら!

以下のコラムはあくまでレース活動を通じた自分の経験に基づいた個人的な見解、私見です。自分はこの理論や見解を基本としてメンテナンスやセッティングをしていますというだけのものです。従って批判やクレームの対象ではありませんので、その点をよく注意してください。

●タイヤについて1

タイヤは車の最重要パーツである。すべての始まりはタイヤから。

オフロードでもそれは例外ではなくセッティングの90%はタイヤであるといわれる。オフロードのレースシーンで使用されるほとんどのタイヤのメーカーは2社、LOSIとPROLINEである。

他にK社やY社からもラインナップされているが全日本での使用率は前の2社がほぼ100%(OEM除く)。タイヤに関する要素はパターン、コンパウンド、インナースポンジなどであるが、それぞれについて自分の見解を少しづつ記述する。

あくまでもへぼドライバーである自分の見解であり、参考になるかどうかは各自で判断して欲しい。

 

 

パターンについて
まずパターンだが路面の状況で最も左右される。粘土質で非常にしまった路面ではギャップも出来にくいし、ホコリも比較的に少ないが、そういった路面の方がパターンに敏感である。

ここ数年の全日本の舞台となっているヤタベアリーナはまさにその典型で、午前中、昼〜夕方、夕方〜夜でパターンがかわる。温度、湿度の影響である。路面の乾き具合を見極めることが重要ということ。

その見極めは非常に難しくて熟練を要する。一朝一夕の練習期間では判断を誤るケースが多いだろう。結局のところ、エキスパートの装着しているタイヤを模倣することがもっとも手っ取り早くて間違いがない。

タイヤの選択結果を「大外ししてクルクルボンバー」「大当たりとまでいかなくても普通に走れる」「ドンピシャ」と分けるとすると、エキスパートと呼ばれるドライバーは「大外し」をやらかさない。ヤタベアリーナでのパターンやコンパウンド選択の詳細については毎年トレンドが変わっているので誤解を避ける意味でもここでの記述は避けたい。

特にヤタベでの全日本という舞台では、数日前に掘り起こしてコースを変更するので表面の土質が変化するのと、コースをならすために水をたっぷりと含ませるので湿度が高い状態を維持してしまう。

当然ギャップもなくなりフラットな路面に仕上がる。さらに困ったことに、表面の細かくて浮いた砂ぼこりが掃けるまではグリップが低い上に安定しない。ヒート順は遅いほど有利ということになってしまう。

このように全日本では路面の状況が一変してしまうのだ。したがって直前練習で集中的にテストして得られたタイヤデータはほとんど使い物にならない。自分も全日本前2ヶ月に及ぶ練習で大本命と考えていたタイヤは不発に終わって、路面の見極める力のなさを痛感した。(2に続く)

 

 

 

 


●Off-road Car Technical Tips 23〜電動オフロードカーテクニカルチップス23

うめちゃんのコラムをまとめたコラムミックスはこちら!

以下のコラムはあくまでレース活動を通じた自分の経験に基づいた個人的な見解、私見です。自分はこの理論や見解を基本としてメンテナンスやセッティングをしていますというだけのものです。従って批判やクレームの対象ではありませんので、その点をよく注意してください。

●ミッションについて2

現在のレースカーのデザインでリア周りの剛性の大半を担っているのはミッションケースである。

このミッションの設計は車の走行性能の要といってよい。駆動効率はもちろん、リアのメカニカルグリップにも大きく関連している。

ところが複雑な構造である上に樹脂の成形部品なのでどうしても精度の面で×なパーツもある。

昔より成型技術は格段に進歩しているはずだが、実際には左右でぴったりと合わないパーツも多くある。

プラモデルなら擦りあわせてひっつけてしまえば構わないのだろうが、ミッションの場合はそうはいかない

。お湯につけて歪みを矯正する?いえいえ、そんなやわな材質のケースはありえない。結局2〜3セットケースを買ってきてマッチドをするくらいしか手立てはない。

現在自分の愛車は「ハズレ」でやはりケースのマッチングがよくなくてスペアとして買ったケースと組み合わせてみたがどうしてもぴったりこなかった。

結局モータープレートにしめこむネジで矯正している形になっている。そしてこの精度の悪さはミッションのメンテナンスサイクルにも大きく影響している。精度が悪いと非常に細かい砂がミッション内に侵入しやすくなりギアの寿命が短くなる。

仕方ないので、ケースの合わせ目に薄いテープをグルっと一周貼って砂の侵入を防いでいる。このテープの効果は絶大で、貼り始めてからギアに塗布した白色のテフロングリスがほこりで茶色く濁ったことはない。

順番が前後したが、ギアには樹脂用の低粘度グリスを塗布する。間違っても金属専用のグリスは塗ってはいけない。樹脂が侵されてしまう。以前はなにも塗布しないことが多かったが、それは細かい砂を吸着しないようにという配慮からだった。(同様の理由でダイレクトドライブも潤滑剤を塗らない)

確かに何も塗布しない方が手で回したときにスルスルと回るが、実際にモーターの出力トルクをかけたときは明らかにグリスを塗ったほうがロスが少ない。

ダンパーセッティングの項でも書いたが、自分の手で触ってわかる状態と、実際に走行している状態では大きく異なることが多い。少しづつでも試行錯誤を繰り返して、ノウハウを蓄積することが非常に大切ということである。

 

 

 

 

 


●Off-road Car Technical Tips 22〜電動オフロードカーテクニカルチップス22

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●ミッションについて1

ここでは特に2WDミッションについて述べる。

昔の2WDのミッションは様々な形式のものがあった。ベルトによる駆動もあったし、ギアダウン式でも中のギアのレイアウトにバラエティーがあった。しかし現在レース用の車のミッションははほとんど同一のレイアウトが採用されている。

このレイアウトの基となったのは今から20年ほど前にアソシのRC10用に開発されたステルスミッションである。

軽量かつコンパクトで駆動効率もよくてさらに耐久性も抜群、他社はこのステルスミッションに追従してきた。この何の変哲もなさそうなミッションがエポックメイキングだったのはギアの材質と精度、そしてなによりケースのデザインだったと思う。

ケースは当時の車の中で最小サイズだった。コンパクトであることの最大の利点は「軽量」ではなく「剛性」である。

コンパクトなデザインの方が剛性を確保しやすい。フルスロットルでモーターの出力がすべてミッションに伝えられたときにケースが歪んでベアリング間距離や軸の平行がずれてしまっては効率どころではなくなる。

また最後尾に(バッテリーの次に)重たいモーターを搭載する2WDでは、ミッションそのものの剛性が大きく走行性に影響する。ギアの材質は現在研究し尽くされており、またさらにミッションの剛性があがったことによって走行中にミッション内でギア欠けやギアなめがおこることは皆無である。

そしてそのデザイン上のポイントは現在のレースカーのミッションにも通ずる。(2に続く)

 

 

 

 

 

 


●Off-road Car Technical Tips 21〜電動オフロードカーテクニカルチップス21

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●ベアリングについて2

ベアリングは駆動系の要。

RCカーには大変多くのベアリングが用いられているが、そのベアリングには大きく分けて2種類ある。

ラジアルベアリングとスラストベアリングである。ラジアルとは回転軸と鉛直方向を指し、スラストとは回転軸方向を指す。スラストベアリングはボールデフの中に必ず組み込まれているし、スリッパーの調整ナットとディスクの間にも組み込まれている。

これらはラジアル方向の作動にはまったく関与していない。

しかしラジアルベアリングの多くはラジアル方向だけでなくスラスト方向のトルクも受け持つケースがほとんどである。たとえばアクスルのベアリングは、アクスルとそれに付随した構造物がベアリングにインナーのみ接触するように設計されている。

すなわちスラスト方向の位置を決定しているのもラジアルベアリングなのである。

オフロードのラジアル方向のストレスはオンロードに比べものにならないほど大きいので傷みやすいが、傷んだベアリングが加速的に車の走行性に影響を及ぼす原因はスラスト方向の関係の大きい。

加速の際にトラクションが不安定になったり、ブレーキングでどちらかに曲がる傾向が出た場合は、まずはサスの動作と車高の左右アンバランスをチェックするがベアリングの可能性であることも多い。

また指で触ってそんなにゴリゴリしていなくてもベアリングそのものが微妙に歪んでいることもある。歪んだベアリングは回転は指で触った感じではそんなに悪くなさそうでも、実際の走行ではまったく使い物にならないケースがあるので要注意。

非常に過酷な使用条件である2WDのリアアクスルを支持するハブキャリアをアルミ削り出しのオプションに交換するのが非常に有効なのはそういった理由からでもある。

どうしても不調の原因が同定できないとき、アクスル関係のベアリングをすべて新品に交換することで解消できた例をいくつも経験している。

 

 

 

 

 

 

 

 


●Off-road Car Technical Tips 20〜電動オフロードカーテクニカルチップス20

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●ベアリングについて1

RCカーには大変多くのミニチュアベアリングが使用されている。2WDでは15〜20個程度4WDでは16〜22個程度使われている(モーター分を省いて)。

国産のマシンではミリサイズ、外国製のマシンではインチサイズが多い。

このベアリングはRCカーにおいてもっとも高価な消耗品のひとつで、またオフロードカーの場合はホコリの影響やジャンプがあるのでツーリングやダイレクトドライブに比べて消耗の度合いが激しい。またオンロードカテゴリーとちがい品質の差も出やすい。

従ってオフロードならではの取り扱いやメンテナンス法がある。まずグリス抜きは行わない。(谷田部での全日本オンリーで・・・というなら構わないが)これは砂ホコリによる劣化をできるだけ防ぐ意味でとても重要。

それでも走行回数が重なってくるとベアリングがゴリゴリしてくる。こうなると清掃が必要になってくる。清掃は市販のベアリング専用洗浄器でも良いが、大抵はゴリゴリ感が残ると思う。

そうなると本来は交換したほうがよいのだが、自分はベアリングを分解して清掃することにしている。ベアリングには分解できるタイプと出来ないタイプがあり、できるタイプはシールドをスナップリングで固定しているだけなので、これをはずしてボールをむき出しにしてクリーナースプレーを吹き付けて洗浄する。

この段階でもかなりのゴリゴリ感が残っているようであれば諦めて交換する。洗浄後ボール部分にオイル注油しシールドとスナップリングを元通りにしたあと、シールドとインナーチューブの隙間にグリスを指で塗りこむ。

実はこの作業が大変重要で、このグリスは潤滑目的ではなく砂ホコリをシャットアウトする目的のもので、これをしないと屋外のコースメインで走行させているとあっという間にゴリゴリになってしまう。

自分が使用しているのは、余りものの実車用エンジンオイルと自転車用の低粘度グリスで代用している。わざわざRC専用でなくても十分。(2に続く)

 

 

 


●Off-road Car Technical Tips 19〜電動オフロードカーテクニカルチップス19

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●スリッパーについて2

現在のスリッパーはクラッチシュー2枚でスパーギヤを挟み込むタイプが主流であるが、デビュー当時はスリッパーユニットとスパーギヤが2本のネジで固定されているものだった。

このタイプはクラッチシューが1枚しかないので容量的には多少不利な部分もあるが、スパーギヤを交換してもスリッパーユニットの再調整の必要がないといったメリットもあった。(現在の挟み込みタイプはスパーギヤの交換ごとにスリッパーの再調整が必要となる。)

スリッパーの動作原理でもっともネックとなるのは動摩擦係数と静止摩擦係数の差である。

すなわちスリッパーが動作し始める手前と、し始めた後とのトルク伝達効率に差が発生するということになる。

これではスリッパーの本来の目的にとって大変不都合であり、理想的には動摩擦係数と静止摩擦係数に差がないことが求められる。

そういった問題をできるだけ解消する目的で現在のクラッチシューの材質が選択された。

過去にはロッシからハイドラドライブと呼ばれるシリコン粘性を利用したトラクションコントロールシステムも登場したが、まさに動摩擦係数と静止摩擦係数の問題をクリアするためのものだった。

しかしシリコンオイルをためておくタンクが巨大でなおかつ重量もかなりあったので、自然淘汰されてしまいシンプルかつ軽量な現在のスリッパー形式に落ち着いている。

スリッパーの調整はここでその方法を文章で伝えることは難しい。 簡単なようで実は非常に奥が深い。


ドライブしたときの感覚を基準にするとタイムが出ないことがよくある。すなわち多少ドライブが難しくてもタイムの出る調整が必要ということ。

タイム的においしいところを見つけることが大変重要である。実際にはどちらをとるか難しい。

つまり、ワンラップのタイムをとるか、安定したラップでトータルのタイムをとるか。ドライバーの技量で左右される。

具体的に調整する方法はいろいろあって、さまざまなHPで紹介されている。一般的なのは両リアタイヤを両足で動かないように踏んで、スロットルを開けていってフロントの持ち上がり具合を指標に調整する方法である。

しかしこの方法はタイヤグリップレベルが要素として入っていないので、路面とタイヤを見極められる選手が行うべき方法だと思う。
当然だが路面とタイヤで調整域は大きく異なってくる。

自分が行っている方法は、コースのストレート部分で何度かダッシュさせて段々と締め込んでいく。調整は滑り気味から始める。

締め込み気味から段々と緩めても理論的には同じところに行き着くはずだが実際には前者の方が調整しやすいように思う。

いずれの場合もデフが滑っていないことが大前提である。

メンテナンスで重要なのはシューの加工。

使用していると接触面がツヤが出てきてツルツルになるが、ツヤツヤの状態は動摩擦係数と静止摩擦係数の差が大きいことを示している。

ペーパーなどでシューの表面を均一に適度に荒らしてやると初期の性能を取り戻せる。

自分はカッターナイフを表面に垂直に立ててカンナがけの要領で表面を荒らしている。

 

 

 

 


●Off-road Car Technical Tips 18〜電動オフロードカーテクニカルチップス18

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以下のコラムはあくまでレース活動を通じた自分の経験に基づいた個人的な見解、私見です。自分はこの理論や見解を基本としてメンテナンスやセッティングをしていますというだけのものです。従って批判やクレームの対象ではありませんので、その点をよく注意してください。

●スリッパーについて1

そもそもスリッパーの役割はトラクションコントロールであった。

過去形なのは現在においてスリッパーに求められている機能は少し方向が違ってきているからである。

一番最初にスリッパーがデビューしたのは今から20年近く前のことである。

アソシからRC10用のステルスミッションに搭載されたのが最初だったと記憶している。

当時の「タイヤの性能」「サスペンションの設計」でトラクションをいかに稼ぐかということは非常に重要な要素であり、2WDにおいてトラクションの確保は永遠の命題でもあった。

スリッパーはタイヤの空転を抑えて当時のタイヤの狭いグリップ領域で効率よく車を加速させることが最大の目的であった。

高校の物理で習ったように静止摩擦係数は動摩擦係数より大きい。

空転したタイヤは空転していないタイヤよりグリップが落ちる。

パワードリフトすると縦にも横にもグリップ力が落ちるのが良く分ると思う。

この問題を解決すべく登場したのがスリッパーだった。

当然無駄な電流が抑えられるのでバッテリーの持ちにも大きく貢献していた。

ところが現在ではその役割の意味合いが大きく変わってきている。

タイヤの性能は大きく改善されて、油断するとウィリーすることすらある(路面によるが)。

昔のドデカイFETが十数個も並んでいるマッチ箱のようなアンプはいわゆるドッカンパワーで中速域のコントロールが難しかったが、現在のアンプは効率もよく中速域も非常にコントローラブルになっている。


当時の1200という容量に対して現在の3300という大容量バッテリーは「持ち」なんてまったく関係ない。(レースタイムを8分にして欲しいくらいである。)


サスの設計もダブルウィッシュボーンという形式こそ変わっていないがアライメントやロールセンターなどの理論的な部分が著しく進化し、20年前とはまったく性能が違う。

トラクションのコントロールはドライブテクニックでカバーできるようになってきたのだ。

いやレースではドライブテクニックでトラクションをコントロールできないとお話にならないのである。

このように「モノ」が進化しつづけた結果、スリッパーの目的は『ミッション(特にデフ)の保護』に変わったといえるだろう。

デフは20年前と何ら進化していない。
スラストベアリングを基本構造としたボールデフであり、ギヤデフと異なり過大な衝撃を受けるとスリップする。

この衝撃を吸収する役割をデフではなくスリッパーに置き換えたのである。

以前にも書いたように、デフは走行性能を左右する最重要要素でありなおかつ、性能維持に最も神経を使う部分でもある。
よく調整されたスリッパーによってデフの寿命、メンテナンスサイクルは非常に伸びる。(2へ続く)

 

 

 

 


●Off-road Car Technical Tips 17〜電動オフロードカーテクニカルチップス17

うめちゃんのコラムをまとめたコラムミックスはこちら!

以下のコラムはあくまでレース活動を通じた自分の経験に基づいた個人的な見解、私見です。自分はこの理論や見解を基本としてメンテナンスやセッティングをしていますというだけのものです。従って批判やクレームの対象ではありませんので、その点をよく注意してください。

●アンプ(ESC)について

アンプ(以下ESC)は各社様々なグレードのものが発売されている。

しかしこのコラムを興味深く読んでくれているドライバー(ほんとにいるの?)は各メーカーのハイエンドのものしか使用していないと思う。それは青かったり、金色だったり、紫だったりすると思うが、メーカー間で差があるかといったことは一番知りたいところではないだろうか?それだけESCはオフロードにおいても高価な部品であり、またドライブに関しても非常に重要な要素であるといえる。

昔は車1台より高価な時期もあったがだいぶこなれてきて安価にはなってきている。それでもそうポンポン交換できるものではないのでできるだけ失敗したくはない。そういう心理でもハイエンドモデルがもっとも支持されていると思う。実際のところメーカー間で確実な差があるらしい。超がつくエキスパートドライバーにはわかるらしい。

らしいと書いているのは結局意見が様々であり、どれがほんとなの?どっちを信用していいの?といった不確定な部分が多くあるということ。しかしここで断言できるのはその差は非常に微妙であり、その差が成績となって現われるのはごく限られたドライバーで、日本では数人しかいないということである。

その微妙な差は、熱ダレしやすいとか、吹けあがりがよいとかだが、今の自分の技量ではその差は実感できない。これらはあくまでハイエンドモデルというくくりの中の話であってミドルクラスモデルは対象外。

ミドルクラスを購入して後悔するケースはたまに聞くので、やはりレース活動をしてゆく上でハイエンドモデルは必須だと言える。

 

 

 

 

 

 


●ホビーショーレポート〜未明的私見の嵐w

 

以下,私一個人の私見に過ぎず,それ以上のものではありません。

と,いうことで2004年秋東京ビッグサイトで行われたプラモデルラジコンホビーショーにいってきました。

飛行機ネタも入り交じりながらのレポートとなりやす。なお,完全に僕の私見ですので,あしからずw

真実は製品リリース後,皆様の眼で確かめてくださいねw

 

では,とりあえず,京商からっす。

と,いうことでとりあえず,幣サイトでも人気だったZX5シリーズ。ツーリングバージョンもあわせて展示がありましたが,前回春のホビーショーから大きな進展は無かったすw がっくしw

ただ,発売に向けて着実の計画は実行されているようで,近い将来ツーリングもあわせてリリースされる模様です。

まぁ,家宝は寝て待てですなw

幣サイトでも最近熱いミニッツですが,MR015という機種が投入されました。01シリーズと基本レイアウトは同じすが,メカ類総入れかえし,一般RCユーザーのヘビーな要望へも十分対応してるとの事です。

実際会場でやらせてもらいましたが… MR01とは比較にはならないほどの操作性の良さがあり,MR01のボディーが全て利用可能という事情を勘案しますと,02よりこちらの方がニーズが強いとも思われます。

こちらがミニッツシリーズ全シャーシ… ホビーショーの会場で最も熱いブースであったのは言うまでもありません。

自動車ショーなどでは。「過去・現在・未来」を表現してあるブースが優秀ブーストしてあげられますが,今回のホビーショーでそれを提案していたのは京商だけでした。

その一つがこのチビインファーノw うぷぷw 言うまでもありませんが出たら即買いますw

そして,プログラムされた動きをするロボット…

なかなか大胆な動きもみせます。

階段だって上ります。

そして降りますw

きゃははは。とっても面白い動きをしていて,期待大なのですが…

このロボットをオモチャとしてどう展開していくのだろうという一抹の不安は感じましたw

まぁ,僕ちゃんが心配することじゃないっすねw

陸海空すべてのジャンルのRCをラインナップする京商はある意味全RCユーザーの味方であり,よりどころであると思いますが…。

こちらは飛行機ブース。しかし… うーんw 飛行機は特にニュースなしですねw 典型的なバルサベースのARFを中心にスケールモデルに若干の上積みをした感じでした。

こっそり僕の飛行機を隣に飾っちゃおうかと思ちゃいましたw あはは。

ヘリは今年リリースされたトイラジヘリのちょっと大きいバージョンをリリースして,コアな要望もとりこんでいく動きがみられました。

このほかフライトシュミレーターの映像の美しさには驚かされましたが… 空モノ,特に飛行機はちょっとモノたりませんでした。

それでもミニッツを中心に会場でもっともユーザーの物欲を刺激するブースであり,激しく期待できるのも期待に応えてくれそうなのも京商のみとすら感じるぐらいでした。

(ヨコモ・HPIの出店はありません)

 

次は業界のドン田宮っすw

田宮も少しオフに力を入れてくれているみたいで好印象っす。

すでに投入済みのグラベルハウンドベースのDF02シャーシのラインナップに厚みを持たせる動きがありました。

ヨコに広げる展開でしたw。個人的にはレースユースにあわせて縦に掘ってくオプションとかもあれば良いのにと感じざるをえませんでしたが…

で,こちらはエンジンバギーのRTR。ターマックタイヤとピンタイヤを用意し道路・オフロード等,路面を選ばず楽しむ新しいコンセプトのバギーの模様。

オンロードユースの性能を考えて作られているというのは面白かったです。

1/8の世界戦もアスファルトみたいな路面でやることもあるみたいだし… 結構良い感じのコンセプトと思いました。大事に暖めて欲しいです。

ビデオを見る限り走りもよさげでした。

ミニ四駆の後継にあたるダンガンレーサー。正直発売当時は何時ポシャるかと思っていたのですが,なんとEVOシリーズという新しい世代へ展開。独自のカテゴリーを暖め,それなりのマーケットとユーザーを獲得しちゃうあたりが,王者田宮の凄みと思いました。

息子の誕生日プレゼントはこれで決まりかな。

と,思えば,こちら12kのモーター… 幅広いラインナップには驚きましたw

さらに驚いたのはスタビライザー機能付砲塔… こちらも10kオーバー… 田宮よw 君はどこへゆくのだw あはは(言うまでもありませんが僕的にはこういうの大好きですw)。

で,業者注文のブース。盛況なんだかかんだか分かりませんが,女子社員投入量は凄い! さすがチャンプ田宮ですなw

 

 

2大メーカーを除いて,大きく展開しているのはトイ系のバンダイぐらいで,特に「メーカー」という単位で見るもは無かったですw

とほほw

 

ただ,会場を回って気づいたのは,

トイラジ・RTR・ヘリ・戦車・ロボット

というキーワードに向けて業界が動いているというのは感じました。

ヨット… 飾りとしては良いけど,実際動かすと地味だよね…w あはは。

バイクRCはこれまでもあったと思うのですが,ついにMBXラジ… オフロードの走破性とかあったら,即かっちゃいますけどw

ロボットも結構な台数が展示されてました。もう動けば良いというレベルは終わってますな>業界的に。

次は遊び方の提案が待たれます。

戦車トイラジもかなりリアルなものばかり。値段は2万円弱の定価設定が多かったです。

多くのメーカーがリリースしているので,競争も厳しい模様。リアリティ追求でキャタピラや車輪の動きまで拘ったものも珍しくなかったです。

すごいw

機種的にも旧ソビエト連邦の戦車まで登場しており,多くのメーカーが同じようなスケールで開発していることを考えると,共同で楽しみを提案するような形にしていって欲しいですなw

こちらはヒロボーの2重反転ヘリ。操作性もよさそうで安定性も抜群。生産も追いつかないとのことw

テールローター部分を手でもってキャッチ&リリースできるところも何気に凄かったですw 

JRも小型ヘリ参入模様っす。

お馴染みキーエンスのレボリューター。他の追随も激しく要テコ入れかな…

 

 

と,以上が会場で熱いと思われたジャンルでした。 ヘリは何かしら買うのは間違いないっすw あはは。

 

 

次に… 幣サイトでよく取り上げる飛行機をみていきましょう。

 

しかし… … … 

ちょっとがっかりだったかな? 皆様どうでした?

もっと業界はEPPなりブラシレスなりリポなり… 新しい方向へ動いているものと思いました。

 

ホビーショーなんだから…,はったりでも良いからさ…,新しいモノへ挑戦していって欲しいし,そういうのでワクワクさせて欲しいと感じましたw とほほw

テトラのブースです。典型的なバルサ機をメインにラインナップ。水上機は物欲をなびかせました〜

ヨシオカ… バルサハンドランチ&ハンドランチにモーター載せたモーターグライダー… エルロンサーボが露出していてちょっと…

K&Sの商品はスケール追求型でかっちょ良かったです。そうでない飛行機も仕上がりの美しさは本当に素敵です。

ユニオンモデルはワーバード系のスケールをさらに投入模様かな? このメッサーシュミット系は欲しい人多いかもw

2ローターヘリも投入模様で,こっちの方が興味アリ! 

パイロットというメーカーの発泡+αのファンフライ。

狙いはショックフライヤーかな? だったら…

 

 

こちらが会場唯一のEPP機(アイエム)

EPPと発泡を組み合わせた少々変わった編成になってます。

これが各パーツ…

胴体・リブ・エルロン等がスチロール…。

主翼のカバリングだけEPP…,果たしてこの飛行機は壊れにくいのか? どうなんだ?

真実は君のみぞ知る! 誰かーw,買って試して,レポートしてくれーw

しかしこれもよく見ると狙いはショックフライヤーかな?

 

以上が飛行機でした。写真の内容が全てで僕のコメントは放置してください。

全般的に言えることはRCカーは半年前と同じモノを展示していたら文句言われるのに対し,飛行機はノンビリですね。飛行機ブースで賑わっているろころは本当に少なかったです。

 

次回に期待ですね。ちょっぴりがっかりも,両手にいっぱいのおみやげで帰った,未明33歳がそこにいましたw あはは。

 

 

以下寝言。

と,いう現状なんで… いっそw 僕らのEPP機も出品してみません? うぷぷw

RCホビーさん・スカイタウンさん・アトリエエムさんとかの販売商品について世に知らしめる必要があると思うんですよね…w

現地販売で収益あがりそうだしw 

会場利用料っていくらか知りませんが割り勘で広いスペースを確保し,会場でガンガンとばしちゃいません?

ちなみに僕は… 目立てればそれでいいんですw あははっは。

次は春の静岡かな? どうせなら東京がいいか?w

最後になりましたが… うちのミニッツコースもこんな風にバンクにしたいなー なんか良い方法ありませんかね?

 

 

 

 

 


●Off-road Car Technical Tips 16〜電動オフロードカーテクニカルチップス16

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●ステアリングサーボについて

現在オフロードではデジタルサーボがあたりまえのようになっている。

デジタルサーボが出始めの頃はその特性があまりにもアナログと違っていたため戸惑いや否定的意見も聞かれたが、現在では開発と改良が加えられナチュラルな特性のものやまたその特性自体を自分に合わせてアジャストできるものも出ている。

実際自分はデジタルが鳴り物入りで発売されてすぐ購入し4WDに搭載してテストしてみた。結果は・・・悲惨だった。とにかく初期反応が鋭すぎる。ほんの少しの操作でそれ以上の動きになってしまうような感覚である。

他の要素ではないかと様々なポイントをチェックしたが結局見つからず、最終的にアナログに戻して事なきを得たような状態だった。

少しでもステアリング操作するとそれがすべて増幅されて車の動きに反映してしまいストレートでもコーナリング中でも微妙な操作が出来ていない自分にとってデジタルサーボは苦痛でしかない・・・と言ってしまえるほど敏感な車になってしまったのである。

一度はアナログに戻したが、悔しくてデジタルに再度積み替えてセットを出す努力をした。車のセッティングをいじっても著変なく、結局プロポのサーボスピードを落としたりエキスポネンシャルをマイルド側に振って対処した。電気的にステアリングにガタを出したようなもので、サーボの性能を生かしきれずに大変悔しかった。

そして今・・・ちゃんとデジタルの恩恵を受けるまで自分もサーボも成長したと思う。今のプロポ側の設定はディレイもスピードもデフォルト0%のままである。(エキスポネンシャルは若干効かせているが)

 

 

 

 

 


●Off-road Car Technical Tips 15〜電動オフロードカーテクニカルチップス15

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●空力について

オフロードにおいてボディーの空力特性はそんなに影響ないと考えられてきた。

確かにツーリングにおけるボディーの空力の要素とは影響力が違う。

しかし実際にはオフロードでもボディーの空力特性があるようである。フロントウィンドーの角度と位置、サイドポンツーンの形状、ウィングにつながるリアエンドの形状などが影響してくるらしい。

しかし実際ツーリングみたいに選択できるほどの種類があるわけではないのでセッティングのポイントとしてはなかなか難しい。ボディーよりウィングの方が現実的である。ウィングは車の後端に取り付けるので効果や特色が現れやすい

基本的に車種が決定していたらボディーも必然的に決まるが、ウィングはメーカーが違っても装着できる。

数社から形状の違うタイプのウィングが出ているので選択肢が多い。またウィングは個人の特色も反映しやすい。前後の位置や高さといった一般的なポイントだけでなくカットする形状もセットポイントとなる。ガーニーフラップはやはり確実に効果があるようで多くの選手が採用している。また構造的にウィングの剛性を上げる効果もある。さらに今年から見受けられた工夫でスプリッターがある。

これは実車のラリーなどで実際に採用されている手法で、縦方向のフィンを追加するものである。RCの場合はひとつのウィングを両サイドで適当に切断し、もうひとつのウィングの中ほどに両面テープで貼り付けて製作する。これで縦フィンが2つ追加できる。

これを書いている今現在自分はテストしていないのでその効果を具体的には伝えられないが実際にスプリッターウィングを装着してシード権を獲得した選手に聞くと、「走り始めて半周もしないうちに効果が分かった。

ギャップの多いコースなどでリアの安定感がまったく違う」とのことである。転倒した際に壊れにくくなるといったメリットもあるかもしれない。

 

 

 


 

 

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